地球の歩き方 序
生きていくというのは、本当に大変なことである。
物心ついた時から、この世に違和感があった。
よく考えたら、「楽しむ」ということが下手くそなお子様だった。
人と一緒じゃないといけないんじゃないか、ということや、
逆に、私は人とは違う!という衝動的な気持ちを自覚したり、
だから何なんだ、と、すべてがどうでもよくなったり、
生きている意味とやらを探したくなったり、
ずっとこじらせてる自分を、今見つめ直している。
あなたはどうしたいのか。
その問いに、きちんと向き合ってこなかった。
ここは、そんな自分と対峙する場所にしようと思う。
毎回、底も天井もない空虚な悩みともいえないクソみたいな私の話を、半ギレで聞いてくれる友達がいる。
彼女に、「あんた、地球一年生なんだよ。」と言われた。
彼女曰く、魂はいろんな宇宙をさまよって、そして目的をもってこの地球に生まれて来るらしい。
魂によっては、
崇高な目的をもってくるもの、
前世での失敗を取り返しにくるもの、
よろこびをコンプリートしにくるものなど、
自分自身で宿題を決めてくるのだそうだ。
あくまでも人間目線だが。
なので、ある程度人生を過ごすと、方向性というものが分かってくるらしい。
それは、「好き」「嫌い」という、他の誰でもない自分の感覚として現れる。らしい。
彼女からすると私は、「とりあえず地球ってどんなとこか、ニンゲンとして味わえるものをすべて味わったろ」というノリで、まだ地球のルールが分かってない魂なんだろう、とのこと。
ちょっと納得した。
不滅のあなたへというアニメを、他人事と思えないところがあるのはそのせいか。
数々のしくじりを経て、今日も私は生きている。
地球の歩き方を学びながら。
都内で働く何の変哲もないアラフォーのOLの皮をかぶった、地球初心者です。
さて、何から書こうかな。